こんばんは。
明日は遅番なので12時からお仕事なんです。
12時から21時まで病院に監禁されちゃうわけ。
21時過ぎに更衣室行くと、ほぼ誰もいないわけで・・・。
ちょっとの物音にナイーブなハートが小さく悲鳴をあげちゃったり。
わざと大きな物音をたてて着替えしてみたり。
病院の施設内ってだけで、どうしてこんなに不気味なの (´・ω・`)
ま、ほぼ毎日誰か死んでるだろうしね。
不気味くらいしょーがない。
諦めろ自分。
うちの病院さ、汚れたシーツなどを置きに行くリネン庫なるものが
地下室にあるわけです。
エレベーターのB1ボタンを押さなきゃなんないわけです。
そして、B1に到着しドアが開けば
リネン庫の隣に霊安室・・・・・・・・・・。
そしてご丁寧に解剖室まである・・・・。
勤め始めた当初は、そりゃ薄気味悪くてゾクゾクするし
冷た〜い空気流れてるわ、静まり返ってるわの、微妙な雰囲気に
怖くてしょーがなかった。
リネン庫嫌い。あたしゃ行かねーし。
なんてことをきっぱりと何度言ったことやら。
けど、行かないわけにはいかず ( ̄_ ̄|||)
渋々行ってやってたさ。
ほんとはちょびっとちびりながら。
けど、何度も行けば慣れちゃうもので。
今じゃ鼻歌混じりのスキップしながらっすよ。
ここって涼しくていいじゃんねってなもんよ。
そんなリネン庫でのお話。
そこは、地下駐車場にも直結してるわけで。
そりゃそうよ。
ご遺体運び出したりもあるわけだしね。
結構前の話なんだけど、
B1のドアが開いた途端、なんかの鳴き声が耳に飛び込んできたの。
最初は心臓止まりかけたものの、視線の先には
ベッドに横たわる女性と女性を取り囲む数人の看護師さんたち。
やっべぇ・・・お見送りの現場に出会っちゃった ( ̄ー ̄; ヒヤリ
なんて思ったら、ベッドの女性は何か話してる。
あれ・・・亡くなってなかったよ ε- (´ー`*) フッ
そこであの鳴き声。
なんだろ思ったら猫の声なんだよね。
ベッドのそばに男性がいて、大きなゲージみたいなの抱えてる。
お母さんだよ。わかる?
ベッドの女性は泣きながら話しかけてる。
猫の声がにゃーにゃー響いてる。
抱っこしてあげられなくてごめんね。
周りにいた看護師さんたちもみんな目を真っ赤にしてる。
こっちにおいで。なでなでさせて。
静まり返った空間に響く猫の鳴き声と女性の嗚咽。
状況が飲み込めたら、胸が苦しくなって耐えらんなかった。
じわじわ出そうになる涙を我慢するのに苦労した。
確認したわけじゃないけど、
きっとお別れさせてもらってたんだよね。
ベッドの女性はそんなに長くはない命。
きっといつ消えてもおかしくはないって命。
そんなときに心残りは可愛がってた猫。
最後に会いたい。
最後に撫でたい。
さすがに病室に猫は連れていけない。
まして抱っこなんてさせてやれない。
ならば、せめてひとめだけでも・・・・。
3年間病院で働いて、初めて目撃した辛いお別れ。
胸が痛かった。
自分が猫飼ってるからってのもあるだろうけど、
あんなに悲しい猫の声聞いたことないや。
そんでうちの病院をほんのちょっとだけ見直した。
普段からロクな噂ないくせに、いいとこもあんじゃん。
あの場所なら他の患者様やらに迷惑かかることないもんね。
ゆっくりとお別れさせてあげられるもんね。
うちの病院もなかなかなんだよって噂流してやるよって思っちゃった。
そんなちょっと切ないお話のあとに。
私が勤務していた部署は・・・(まだ勤務してるけど)
とりあえず外来の患者様がいらっしゃるところなんですよ。
なので、うちの部署で亡くなる方っていうのは、皆無に等しい。
亡くなるほど悪い状態になる前に病棟へ搬送しちゃうから。
そこでだ。
患者様が病棟へ入院なんてことになったとき、
患者様を車椅子とかに乗せて病棟へ搬送するわけだが
私が車椅子で搬送した患者様は・・・・皆・・・・亡くなってる。
あたしゃ軽いトラウマよ。
搬送頼まれても拒否るもん。
私には死神ついてますから無理ですってきっぱりと。
最近、搬送を頼まれた患者様がいたの。
同僚のA山さんが不気味な笑みを浮かべながら一言。
「ねぇ、sainoさん・・・・試しに行けば?」
「ヤツならそろそろ死んでもおかしくないし」
お前が怖いっちゅうのっ!Σ(・ω・ノ)ノ!
なんならお前を車椅子乗せたるぞ ( ̄д ̄)
てなわけで、
そんな愉快な病院話をちょびっとずつ披露してきます。
また性懲りもなく見てやってくださいな (^ー^)ノ
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